『波よ聞いてくれ』に理想の人物像を見た
どうも、邦画です。
近ごろコロナコロナと自粛の嵐ですが、どうお過ごしでしょうか?
私は、平常運転で学校と自宅を行ったり来たりでウイルス拡散防止に絶賛貢献中です。
家からでないと読書が進むと言うことで、漫画の話。
『波よ聞いてくれ』は冴村広明さんの著書で、冴村さんの代表作は『無限の住人』でしょうか。
https://booklive.jp/product/index/title_id/60001189/vol_no/001
不思議と引かれる絵柄で、2年前くらいにボーナスで新装版をまとめ買いして読んだのですが、全体的に暗く最後も最後でしたので言葉が適切かは分かりませんが、非常に面白かった。木村拓哉さんで映画化してましたね。そっちもなかなか面白かった。
そのあと、ベアゲルターを読んで暫くご無沙汰だったのですが、今回はその話ではなく。
『波よ聞いてくれ』は主人公のミナレはカレー屋でバイトする美人カリスマ店員(笑)
ろくでもない、手のかかる男を好きになる癖があり、失恋から飲み屋で絡み酒。
翌日、遅刻からクビの話をする店長と失恋を理由に情状酌量の余地があると交渉するミナレはラジオから自分の声が聞こえることに気づきます。
しかも、内容は昨日飲み屋で話した恋人への愚痴。
すぐに店を飛び出し、ラジオ曲に殴り込みをかけるミナレですがそこで待っていたのは昨日絡んだ麻藤という男。ラジオを止める責任を取るためにラジオで話をしろと言う麻藤の無茶苦茶な要求でしたが、手に握られるは酔ったミナレが書いたと思わしき証文が…
その後は麻藤の思惑(2割)にと自業自得な理由(8割)により、ラジオの世界に踏み入れていくと言うストーリーです(3巻まで読んでます)
なんといっても、主人公が魅力的と言うか好き!!
男勝りのサバサバした性格で、翌朝思い出して泣き、映画を見て元気だして、強いような弱いような、黙っていれば美人されど少し枯れている。
現実に居たらちょっとどうかと思うかもしれませんが、そこはフィクションで十分魅力的に描かれています。
作者の沙村さんの描く女性は前々から好き。
強いけど影のある女性が好き。
無限の住人で言うと槇絵、俳優で言うと岡田准一。。。女性じゃない(/・ω・)/
脇を固める渋いオジサン達もカッコいい。腹に一物有りそうな感じがなんとも、男としての度量を感じさせます。
ストーリーは大筋の流れはミナレがラジオと関わっていく話なのですが、ゲイの店長の好みでないことから遅刻癖を理由にバイトをクビになったり、バイトの同僚から迫られたり、ラジオで元カレを殺したと言うドラマを演じたらそれが偶然元カレの命を救ったり、その元カレにヨリを戻そうと言われ動揺したり、最終的に膝枕からのウラカン・ラナ(変則のフランケンシュタイナー)で沈めたりなど、ラジオ以外の主人公の行動やその浮き沈みがドキドキする(主に動揺する方向で)。
ラジオの話かと思いきや、6割ぐらいはミナレの主に0と-を行ったり来たりの浮き沈みの激しい日常の話。
今後が楽しみな作品です。
今まで理想の女性はドラマSPで演じていた真木よう子だったのですが、今や堂々の1位がミナレです。
因みに理想の男性は以下の通り
1位 岡田准一
2位 ジョーカーを演じたヒース・レジャー
3位 モーガン・フリーマン
何情報やねんΣヽ(゚∀゚;)
恐らくと言うより、ほぼ間違いなく『波よ聞いてくれ』の魅力は1%も伝えられて居ないのですが、1000%の気持ちよ伝われ!!