『ドクタースリープ』の感想
どうも 邦画です。
前回に続いて、今度は『ドクタースリープ』についての感想です。
ネタバレになるかもなので、見る予定の方はご注意ください。
公式ストーリーより==============================
40年前の惨劇を生き延びたダニー(ユアン・マクレガー)は心に傷を抱えた孤独な大人になっていた。
父親に殺されかけたトラウマ、終わらない幼い日の悪夢。そんな彼のまわりで起こる児童連続失踪事件。
ある日、ダニーのもとに謎の少女アブラ(カイリー・カラン)からメッセージが送られてくる。
彼女は『特別な力(シャイニング)』を持っており、事件の現場を”目撃”していたのだ。
事件の謎を追う二人。
やがて二人は、ダニーにとっての運命の場所、あの”呪われたホテル”にたどりつく。
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まずは、感想として、観てよかったと本当に思いました
前作でよく分からなかった部分がはっきりとし、これを見たからこそシャイニングの世界観が分かったような気がします。
始まりは1作目の後、ダニー少年が前作のホテルでの悪夢から逃げられず、日々を過ごしている様子から始まります。
その日々のなかで、前作で殺されたはずのハロラン(黒人のコックさん)が能力(シャイニング)の使い方を教え、悪しき彼らを能力の箱の中に閉じ込めることで平穏を得ます。
そして40年後、父親と同じアル中となってしまい、ボロボロの状態からスタートします。
その中でビリーと言う心優しい友人に巡り会い、更正の道を歩み始めます。
禁酒に勤め、病院の手伝いをから様々な末期患者の死に立ち会う多忙な日々を過ごしていたなか、部屋の壁面にhelloの文字が、ダニーと同じシャイニングを持つ少女アブラとの出会いです。
そこから更に8年が過ぎ、禁酒も成功し街になじんだダニーにアブラの悲鳴が届きます。アブラは大人になりさらに力が増し、児童誘拐事件の犯人を追っている中で男の子が『真の絆』(トゥルーノット)と名乗る集団に胸を切り裂かれながら生気を吸われている場面を目撃していたところから、『真の絆』を倒そうとするアブラを助ける形で、ダニーが自身の過去とも向き合って戦いを挑みます。
前作はホラーでしたが、今回はサイキックバトルといった様相になっていて、かと思いきや合間に挟まる恐怖演出もあり、終始見どころばかりでした。
映像は前作も引き込まれるような不思議な魅力を感じさせる作品でしたが、今作はそこに技術が乗っかって、シャイニングの演出や最後のホテル作りなど凄いものでした。
最後のホテルの中での『真の絆』との戦いは、過去作のつながりもあってテンション上がりっぱなしでした。ダニーがホテルに取り込まれた父親と向き合う場面や、ホテルとともに炎に包まれる中で母親に抱きしめられる演出、そして日常に帰るアブラに自身の時、ハロランが支えてくれたように寄り添うダニー。
詳しい解説を見て分かったのですが、映画では前作で父親がホテルに取り込まれますが、小説では幽霊たちに打ち勝ってホテルとともに燃えるようですね。
その役目を今作のダニーが果たしています。
評論家でもありませんので、上手いことは言えませんが、ほんと面白かった。
これから見る人は、前作を流し見でも良いので見ていると良いかもです。
一緒に行った友人は、前日に慌てて見たらしいですが、それでも大絶賛でした。
多分年末バタバタして、今年映画館に見に行ける最後の一本だと思いますが、大満足の一本でした。
来年はカイジから始まる予定です(´▽`)