好きです! 『ドロヘドロ』
どうも、邦画です。
「好きです!かすたどん!」は鹿児島県民では鉄板のCMネタなのですが、それは置いといて ( ̄▽ ̄)ノノ (一応cmのURLおば https://youtu.be/GlD7IeWBA2Q )
ドロヘドロって面白い漫画があるんです。
今年アニメが始まったのです。(公式PV https://youtu.be/KbO2LyE4xg4 )
少し前に漫画も完結して、電子書籍版はアニメ化キャンペーンでお求め易い価格になってます。
仲間を増やしたいです。←イマココ
『ドロヘドロ』ってどんなお話なの?
(前ふりですが、コミックのコマを張り付けるのは著作権的にどうかと思うので、公式PVを見てもらえると雰囲気が分かってもらえるかと思います)
主人公はトカゲ頭の大男カイマン、拠点廃墟街のような暗い雰囲気漂うホールと言う街。
ホールは別世界から来る魔法使いの術の実験場とされていて、常に魔法使いの影に怯え、人々は暮らしています。
そんな中で記憶を失ってしまったカイマン。
頭がトカゲになっていることから、記憶がない原因も魔法によるものと考え、魔法を解くために魔法使い狩りをしながら暮らしています。
見分ける手段は単純。
魔法使いを口のなかに入れると、口のなかに男が現れ「お前は違う」などコメントしてくれます。
記憶がなく、トカゲ頭で、魔法が効き辛く、口のなかに男がいる、よく分からない状況の中でも、好物のギョーザを楽しみに生き抜く日々。
ある日、いつも通りの魔法使い狩りの中で、口のなかの男がいつもと違う発言をしたことから大きく話が動き出します。
「お前は俺の邪魔をした…」
残念ながら魔法使いに逃げられた事から、かねてから計画していた『魔法使いの世界』へ乗り込むことを決意します。
親友であるバカ旨いギョーザを作る、バカ強い女性ニカイドウと二人で魔法使いの世界に乗り込むカイマン。
そこから、魔法使い組織である『ファミリー』や、魔法使いの世界で魔法を使えない劣等者が作ったレジスタンス組織『十字目』、さらに快楽主義者の『悪魔』、そしてカイマンたちの住む町『ホール』。
様々な組織の、様々な事情を巻き込み、主役級にイロモノなキャラクターが騒ぎ出すストーリー。
それこそが『ドロヘドロ』。
結局何が面白いのさ?
まずはキャラデザ。
キャラクター達の服装、魔法使いの象徴たるマスク、悪魔や人外の造形は本当にカッコいい。
作者の林田球さんは、前にMHzというブランドでデザイナーもされていたのですが、今は買えなくなっているのが本当に残念。
(3年前、横浜に出張したときに買えたときの写真をペタリ)
アニメ記念でTシャツが出てましたが、漫画を切り貼りしただけのもので残念(´・ω・`)
そしてキャラクター。
それぞれが主役級と言った通り、本当に魅力的です。
主人公のカイマンは、ギョーザ好きの憎めない奴ですが、魔法使いには躊躇いなくナイフを突き立て殺ってから考えるアホな子。
ニカイドウは常識人で、自分の店である『空腹虫』を経営しながら、カイマンの手助けをしてくれるサバサバした姉御肌な女性。
『ファミリー』の煙はゴッドファーザー。家族には愛情を、敵には一切の慈悲はない。
それだけでも十分にカッコいい、魔法使いの世界のカリスマ的な人物なのですが、使っている魔法はキノコ魔法。
キノコを主軸にした魔法なので、湿気には弱かったり、キノコ料理に五月蝿かったり、一見コミカルな感じが有るのですがそこはボス。
相手をキノコにするだけでは飽きたらず、キノコの無限の繁殖力で内部から破裂させたり、キノコから分身を作り出し、キノコ探知機で相手の追跡を行うなど、作中でも無類の強さを誇ります。(因みに私は一番好き)
また、最強と言われる『ファミリー』の中にも魔法が強くない藤田と言う少年がいて、ファミリーの役に立ちたいのに力のない自分に対する葛藤する姿や、それを横で笑続ける恵比寿という頭がぶっ飛んだ少女が居るなど、本当に好きだらけ♪ヽ(´▽`)/
しかも、ストーリーが様々なキャラクターの視点で描かれるので、それぞれに十分な思い入れが出来て、盛り上がる後半には人気作同士のコラボを読んでいるかのようなお祭り感が味わえます。
この機会に是非!
読んでいただいて、この面白さを共有出来たら幸いです。
蛇足
買い始めた当初はこれは面白いけど話を畳みきれるのかと不遜ながら思っていましたが、終わってみれば18年の連載のなかでだらだら引っ張るわけでなく、バシッとまとめて書ききった林田先生は凄い!
コミック新作『大ダーク』も連載中ですが、アパレルも復活したら嬉しいな~。
以上、願望垂れ流しでした。