『シドニアの騎士』面白かった~
どうも、邦画です。
最近暇すぎて、電子書籍の本棚を探って1巻無料の時に買ったっきりになっている本を
読むという事をしているのですが、そんな中でドハマりしてまとめ買いした物がありま
して、ちょっと紹介したいと思います。
シドニアの騎士
地球を奇居子(ガウナ)という胞子生物に支配されてしまい、人類は宇宙船の中で侵略
に怯えながら人類存続のために戦い続ける日々を繰り返していた。
主人公の長道は宇宙船の隅で祖父と隠れるように住んでいたが、祖父の死をきっかけに表に出てしまったことから物語は始まる。
最初は泥棒として捕縛されたものの、何故か艦長が身元引受人となったり、適性検査
無しに、人型兵器「衛人(もりと)」の操縦士訓練生として抜擢されるなど、長道の
理解を待つことなく事態は急速に進んでいきます。
生存率が5割を下回る奇居子(ガウナ)との戦闘で、容赦ない別れと死の際に瀕した時
に深まる人と人との距離。
主人公の出現をきっかけに事態は坂道を転がるように止まることなく、最終的には人類
と奇居子(ガウナ)母体との全面戦争に発展します。
戦いの果てに主人公たちが得るものはあるのか…
ロボット、戦闘、恋愛、見どころばかりの重厚なおはなしでした
全15巻で語られる戦いと人の交流は本当に密度が凄くて、流れるように読み切って
しまいました。
戦いが激しくなるにつれて、1枚岩ではない人類側だったり、人を取り込んで人類と
変わらない体を持つ奇居子(ガウナ)が出てきたり、そして明かされる主人公の出生
の秘密だったり、目まぐるしく変わる展開には読んでいる私も振り回されました。
そんな中で、少しづつ描かれる恋愛要素がまた際立っていて、最後のあたりまで
どこに落ち着くのかドキドキしながら読んでいました。
ヒロイン候補は何人か居ますが、ハーレム漫画のような感じではなく、主人公の性格
もあってか少しずつ薄ーいあたりで進行していくのが絶妙で、ロボットものとしても
恋愛ものとしても取れる中庸なストーリーを展開していきます。
結びの物語もハッピーエンドで、バッドエンド苦手な私としては満点の終わり方。
やっぱり頑張った主人公たちは幸せになるべき (`・ω・´)フンス!
この漫画は昔、バイトしていた先輩から勧められた本だったのですが、その時は
手に取ることなく、10年以上経って読み終えたのは私の勝手ながら感慨深いもの
でした。
この場を借りて言うと、
「面白かったです。勧めてくれて本当にありがとうございました」
全く真面目に仕事しなかったあの先輩は元気にしているのか…