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黒鷺死体宅配便 27巻 読了

どうも、邦画です。

先日に続いて漫画のはなし。

 

黒鷺死体宅配便 27巻』について

黒鷺死体宅配便は、大塚英志原作、山崎峰水作画の漫画です。

イタコ、ダウジングハッカーエンバーミング、チャンネラーといった能力を持った

彼らが、死者の最後の頼みを聴く『黒鷺死体宅配便』として事件・事故に関わっていく

ホラーミステリー的な漫画。

短編短編の事件の間に、バックボーンには彼らの過去に関わる元のストーリーもある。

仕事人シリーズや百物語シリーズのような構成で、事件の解決編の謎解きやドタバタが

凄く面白い。

第1シーズンで陰謀に巻き込まれイタコの唐津が離脱、第2シーズンではバラバラに

なりながらも陰で協力しながら事件を解決していたメンバー。

今回は冒頭からイタコの唐津が日本に帰国し『黒鷺死体宅配便』のメンバーがまた

揃った第3シーズンの開幕とも言える巻でした。

今回の話は『都市伝説編』東京マラソン編』(私が勝手に言ってます)

 

都市伝説編では、都市伝説などの話に著作権アメリカが主張し、売れない都市伝説

芸人が仕事を失い、空き家に忍び込んだところで掃除に来た唐津達黒鷺メンバーと

出会います。彼は実は、話したことの幻覚を見せることが出来る一族の出で、今までは

都市伝説の語りの合間に能力を使っていました。幻覚を終わらすには結びの言葉を唱え

ないといけないのですが、それを悪用しようとした組織にさらわれ、能力ごと脳を奪わ

れてしまいました。

死体を発見した黒鷺メンバーは彼の能力を悪用して起こされた恐怖のミーム感染を

終わらせるために、彼の最後の頼みを受けて事件の解決に動きます。

 

東京マラソン編では、日本の出場選手がヒアリに噛まれた発作で亡くなったことから

無理にでも開催し優勝させたい政府と、その裏にある利権を獲りに来た組織とが組んで

死体を無理やり動かし、ゴール後に亡くなったという英雄的な悲劇を演出しようとしま

す。死んだ選手の願いはゴールしたいというただそれだけ。

政府に利用されることなく、黒幕の手をすり抜け彼の最後の願いをかなえるために唐津

達が動きます。

しかし、それを利用してハッカーの碧に忍び寄るさらなる闇が…

 

学生の頃に買っていた漫画がもう20年近く続いていることにひたすらビックリ。

しかも、ストーリーは事件事件の間に黒鷺メンバーの過去が複雑に絡み合ってきて

じっくりと真相に迫っているところが巻を増すごとに面白くなってきていて凄い。

ドラマ化が難しくて何度も頓挫しているみたいですが、どこかの定額サービスが手を

出してくれないものかと願うばかりです。