考える人 一考さん

考えるって楽しいよね

プライバシーポリシー 及び お問合せ

新サクラ大戦 クリアしたものの寂しさが残る結果に…

どうも、邦画です。

 

つい先日、『新サクラ大戦』をクリアしました。

f:id:houga9991:20200623022905p:plain

 

昨年末からダラダラとプレイしていた本作ですが、全体的にキャラクターも魅力的でと

ても良かった。

キャラクターやアクション要素の追加など一新しているものの、世界観、各キャラク

ーとの交流、ストーリーの展開など、しっかりサクラ大戦として成立していました。

2020年にして、サクラ大戦は新しいスタートを切ったのでしょう。

以前のサクラ大戦は終わってしまった(※ネタバレ注意)

悲しいけれど、これは間違いないのでしょう・・・

そもそも事前情報の段階で、降魔大戦により帝国華撃団、巴里華撃団、紐育華撃団の

メンバーは消滅すると書かれていたのでかなりショックではあったのですが、声優で

真宮寺 さくら役の横山智佐さんと神崎 すみれ役の富沢美智恵さんが出演されるとの事

だったので、一縷の望みを抱いてのプレイでしたが叶わず。悲しい結果でした。

さくらの姿の夜叉は結局偽物、本物については一切触れられず

一番大事なのはココです。

旧作をプレイしている方はてっきり葵叉丹の例もありますので、何らかの力で操られた

真宮寺 さくら本人なのではと考えていた方も少なくなかったはず。

ストーリーの流れ的に、封印された幻都と降魔王の復活は予想できていましたので、

そこから旧メンバーとの合流からのオールスターで倒せなかった敵を倒す。

そんな胸が熱くなる展開を夢見た方もいたでしょう。

けど、そんなことは起こりません。

夜叉は結局、真宮寺さくらの髪から作られた傀儡でした。

入手の経緯については一切触れられてません。

すみれは旧メンバーとの再会という葛藤と戦い、新たな悲しみを背負うだけの結果に…

幻都の復活直前では、新華撃団の総力を結集して再度封印が行われます。

前作では、旧メンバー達が幻都に残らざるを得なかった状況にも関わらず、新メンバー

は欠けることなく封印をやり遂げています。

この結果には唖然でした・・・

正直、この結末には

「だったら横山さんや富沢さんを起用してくれるなよ!!と思ったものです。

横山さんが役を1度断わったこともうなずけます。

Ⅴでもここまでの絶望は感じなかった

サクラ大戦をプレイし続けている方でしたら、Ⅴで一度主人公が大神隊長から変わって

しまったことで抵抗があったと思います。

けれど、そこには4までに作り上げてきた世界観との繋がりを大事にし、新たな視点で

描かれる華撃団としての物語が成立していました。

今、落ち着いて振り返ると良い作品だったなぁと感じます。

旧作の完成した物語を完全に闇に葬った本作

これは厳しい言い方になりますが、それだけの思いが溢れて止まないのです。

だって、Ⅴですら10年以上前、1作目に至っては25年前の作品なのに、

みんなの中に残っているサクラ大戦の思い出はふっとした瞬間に鮮明に蘇るほど

でした。

そこには、ゲームとしては終わっていても、彼らが生き続けていたからです。

それを今作は完全に殺しました。

新たな物語を作るだけで良かったのに、過去の美しかった歴史まで踏み込み、

潰していったのです…

次回作が出たとしても、この問題が解決しない限り、買わないかもしれません。

リメイク版が出るかもしれませんが、それすらもこの結末を迎えることを考えると

彼女らを思い出すことが怖い。

 

クリアした後に思ったことは、新たなサクラ大戦が始まった喜びよりも

なぜこんなことを…

ただそれだけしか考えられませんでした。