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『関ケ原』~岡田准一が演じる役柄はやっぱり影がある

どうも、邦画です。

 

家での生活が苦じゃないと言っても、楽でもない今日この頃。

カラオケ行きたいよ~、映画見に行きたいよ~

(´;ω;`)

まぁ、お店自体が締まってるんじゃどうしようもない。

 

今回は私が一番カッコいいと思う男性、岡田純一が石田三成を演じる映画『関ヶ原』をみたので、その感想をば

関ヶ原

関ヶ原

  • メディア: Prime Video
 

 どんなお話なのか

お話の冒頭は石田三成が取り立てられる要因となった三献茶のエピソード

子供のなりにて、三杯のお茶を相手に合わせてたてた事で、秀吉に抱えいれられます

時代は進んで、成人した石田三成は秀吉に仕える家臣の一人として励んでいたが   秀次及びその関係している氏族を処刑するにあたって、見に来ていた島左近の一喝と 侍女の伊賀者が見せた忠義に自分の信じた物を見つめなおし、秀吉が掲げていた  『正義』を自身も成すために島左近を説得し、力を蓄えていきます。

そんな折、秀吉も老いて天寿が見えたころ、徳川家康が台頭してきます。

徳川は明確に秀吉の後を獲りにきており、石田三成は秀頼を立てて義をなすべく   徳川勢を相手に戦いを進めていきます。

しかし、五大老筆頭である徳川に苦戦を強いられる石田三成

両者の対立が決定的となったのは前田利家が亡くなってから、もともと不和のあった 福島正則たちを焚きつけ、さらにそれを理由とし三成を追い落としにかかります。

政治では決定的な遅れをとってしまった三成は、いよいよ挙兵。

関ケ原の戦が始まります。。。

正義に生きて、信じた、石田三成

戦いが始まって、状況としては三成有利と見えたのですが、協力者であったはずの島津と小早川が動かず。劣勢に立たされて行きます。

味方も一人、一人と討たれていき、戦から5時間経ったあとには完全に決していました

島左近に別れを告げ、落ちた三成。百姓の助けで傷が癒えるも、自身を助けた百姓は 処罰を免れないと自刃することも逃げ延びることもせず、座してその時を待ちます。

この時には、生きるより先のことを見据えていたのでしょう。

そして、石田三成が処刑され、物語が幕を閉じます。

信じたものは残ったのか ※以下ネタバレ有ります

私的に見どころというか胸を打ったのは、小早川秀秋とのやりとり。

三成方につくのは全く利が無いことから、はじめは反発的に応対する秀秋

そんな秀秋に対し、三成は「仁」「義」と書かれた二つの扇を目の前に並べ

義の亡き世はあってはならないと切に願い出ます。

関ケ原の戦いにおいて軍を動かすことが出来なかった秀秋。島左近の息子の信勝が説得のために決死の行軍を超えて現れたことで、家康に攻めることを決意。

しかし、その声は届かず。

秀秋の家臣に瀕死の信勝は切り伏せられ、自身も取り押さえられ、非情にも家臣の口からは豊臣方の三成に攻め入る伝令が…

陣の中から「違う、家康じゃ。家康を討つんじゃ」という秀秋の悲痛な叫びが響きます

そう、秀秋は裏切った訳ではなく、彼もまた臣に裏切られてしまっていたのです。

城門でさらし者にされていた三成に対して、「義を成すことが出来なかった」と詫び

そんな秀秋に対し三成はそっと語りかけます。

「徳川勢の側近から、なぜ自刃されなんだと攻められました。

 これは同じ大義を持った者のみ知るところですが、本音を言えば少しでも生きて

 生きていることを確かめたい者がいたのです。 貴殿もその一人

 さぁ、涙をぬぐって拙者を罵りなさい」

この後有村架純演じる忍び初芽との別れを終え、三成は刑場に運ばれます。

最後に詰まってる映画でした

2時間に収めるには長い内容ですので、序盤はほんと駆け足。心なしか早口で昔言葉の上に方言(三河弁?)も混じって、結構理解することが難しい(^▽^;)

その分、後半にかけての場面描写は力が入っていて、先に触れた秀秋の説得のくだりと信勝が討たれる場面は本当に胸に来ました。

初芽については三成が心を許せる人として描写されるのですが、やっぱり主役は三成ということで、そんなに恋愛要素はありませんでした。有村架純さんは可愛い!!

 

いやぁ、今回脇を固める俳優も役所広司さん他豪華なものなのですが、個人的に好きなのは滝藤賢一演じる秀吉。名古屋弁?そっくりと言ったらあれですけど、今まで見た映画の中で一番豊臣秀吉像としてハマってました。

しかし、それよりも好きなのはやっぱり岡田准一

次は何に出られるのかなぁ。