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好きです!『鉄鍋のジャン』

どうも、邦画です。

 

皆さん、料理漫画といって頭に思い浮かぶのは何ですか?

クッキングパパ』『中華一番』『美味しんぼ』『食劇のソーマ』『焼きたてジャパン』、まぁ人によっていろいろあると思いますが、私にとっての料理漫画は鉄鍋のジャンでした。

一番最初に読んだダークヒーローはこの漫画だったとおもいます。

 

鉄鍋のジャン』って何なのさ?

中華の覇王 秋山階一郎の孫 秋山醤(ジャン)が料理は勝負の信念のもと、秋山の名を目指してやってくる料理人と勝負を繰り広げるお話です。

ジャンは祖父が築いてきた秋山の名前に絶対の自信を持っていて、祖父直々に叩き込まれた料理の腕は生半可なものではなく、調理で失敗したのは冒頭で大量料理を作った一度だけ。それ以外は、どんな料理人より頭一つ抜けている感じです。

どんな手段を使っても勝てば良いので、料理ではトリップするスープや凍えるお粥を作ったり、盤外戦術では火力によってスプリンクラーを作動させて料理を台無しにするなど、卑怯とも言える手段を使うときもありますが、相手も一流の料理人の時は秋山の名の下に真っ向から叩き伏せます。

腕前と比例して高い自尊心によって、性格は傲慢で高圧的且つ極悪非道。

敗者、弱者に容赦なくムチ打つ様は主人公には見えません。(実際、1コマを切り取られてどちらが主人公かというネタに、知らない人はほぼ敵役と認識してました(笑)

ただし、敵役もキワモノ揃いで最低の性格と神の舌を持つ料理評論家、弱い奴には容赦無く腕を折るなど暴力を振るう料理人、人の体を知りつくし操る闇の食医などなど…

まぁ、イロモノばかりピックアップされがちですが、普通の料理人の方が多いですよ。

 

他にも魅力が有るんですよ!

主人公のジャンですが、粗暴なところがあるものの素直で面倒見の良いところもあり、料理を失敗し秋山の名に泥を塗ったと消沈していたところ、調理場で最底辺の実力だった小此木から慰められ、その時の会話から解決のヒントを得たことから、ことあるごとに面倒を見ています。

一緒にキャンプに行ったり、大会料理の推理に駆け回るなど、友情を築いていきます。

小此木もジャンについて回るにつれ、料理の腕と発想力を磨き、最終的には先輩方を押さえて鍋を振るうまでになっています。

特に小此木の発想力は外れも多いですが、時にジャンを納得させるものも有るので、良いコンビです。

続編のRでは、鍋を担当するまでの腕前になっているのに、ジャンと一緒に料理したいのでわざと失敗して雑用に戻るなど憎めない奴で、この二人の友情も見所です。

 

お色気もあるよ🎵

西条さんの作品には巨乳が多い。

青年誌ではセクシーな表現もしていますが、少年漫画でもドキッとします。

ToLoveる』で少年ジャンプが突き抜けた表現をするまでは、『オヤマ菊之助』などを抱える少年チャンピオンが、悶々とするちょっと大人なコミックでした。

 

続編、派生も面白いよ!

鉄鍋のジャン』は続編があり、中国での修行から帰って来たジャンが秋山のレシピを取り返すため大会に出る『鉄鍋のジャンR』、ジャンの子供をはじめ、2世料理人達が活躍する『鉄鍋のジャン2nd』、セルフパロデイで麻雀でジャンが活躍する『鉄牌のジャン』とその続編の『鉄牌のジャンVR』。

最新の『鉄鍋のジャン2nd』は最近1期が終わったばかりで、まだまだ続く可能性があります。

R以降は、料理を監修おやまけいこ先生が退かれたという事で、最初の頃のウジ虫の霜降り肉や羊の脳みその茶碗蒸しなど、ジャンの魅力を支えていた、毒気がありそれでいて魅力的な料理が見られないのは本当に残念。

心なしか、R以降のジャンは丸くなった気がします。

ジャンの毒の部分を担当していたのは、西条先生なのか、おやま先生だったのか…今後の活躍に期待です

 

以上、好きなものを共有してくれる人が少しでも増えますように人( ̄ω ̄)